団子鼻にヒアルロン酸注入は微妙?団子鼻には鼻尖形成がおすすめ!
- 公開日:2019年03月13日(水)
- 最終更新日:2024年09月25日(水)
団子鼻だと、鼻先が丸くなっているので前から見ても横からみても、あまりシャープな印象の鼻にはなりませんよね。
鼻の美容整形と言えば、ヒアルロン酸を鼻筋に注入して鼻を高くするのがポピュラーかもしれませんが、実は団子鼻を治す手術には向いていません。団子鼻を治す手術としては「鼻尖形成」がおすすめです。
今回は「団子鼻にヒアルロン酸注入が微妙な理由」と「鼻尖形成」について詳しく説明します。美容整形で団子鼻を治したいと考えている人はぜひ参考にしてみて下さいね。
団子鼻はヒアルロン酸を注入してもあまり意味はないの?
鼻の形をキレイにする手術としてヒアルロン酸注入を選ぼうとする人もいますが、ヒアルロン酸注入では団子鼻を目立ちにくくするのは難しいのです。
なぜならヒアルロン酸注入で得られる効果は、
・鼻筋がシュッとなる
・鼻が高くなる
・鼻筋がまっすぐになる
など、鼻筋をキレイにするものだからです。
一方団子鼻は鼻先が丸くなっていたり、小鼻と呼ばれる鼻の穴の周り付近が大きい鼻のこと。鼻筋ではなく鼻先や小鼻にアプローチできる方法でないと治せないので、ヒアルロン酸注入では思ったような効果が得られないのです。
もし団子鼻の人がヒアルロン酸注入で鼻筋も整えたいのなら、鼻先の美容整形をした上でヒアルロン酸注入をすると高くてすっきりした鼻を手に入れられます。
団子鼻には鼻尖形成がおすすめ!どんな美容整形なの?
団子鼻を治したいのなら、ヒアルロン酸を注入するより鼻先を整える「鼻尖形成(びせんけいせい)」がおすすめです。鼻尖形成の特徴や費用について詳しく説明します。
鼻尖形成とは
「鼻尖形成」とは鼻先を整える施術のことです。鼻の中の軟骨を縫って小鼻を縮小させたり、鼻先についた脂肪を吸引することで団子鼻を治していきます。
鼻先の軟骨を矯正したり脂肪を取るだけではあまり小さくならない場合は、別の部分の軟骨を鼻先に移植する方法で手術をします。
軟骨が上手く使えない人は、プロテーゼと呼ばれる人工の軟骨を鼻先に入れる方法になりますが、どの方法を選ぶかはカウンセリングで相談しながら決めるのが一般的です。
どんな鼻にしたい人におすすめ?
鼻尖形成は団子鼻を治したい人におすすめの手術ですが、
・鼻先を細くすることで鼻全体を高くしたい人
・鼻の穴の形を整えたい人
・鼻の向き(上下)を変えたい人
にもおすすめです。
団子鼻ではなくても、鼻の穴が大きかったり丸い形なのを気にしている人もいますよね。鼻尖形成では鼻の穴の形をキレイなハの字にすることも可能。その他、上がった鼻を下げたい、または下がった鼻を上げたいという人にも効果を感じてもらえる施術です。
施術の手順は?術後すぐにメイクは可能?
鼻尖形成の施術の流れはクリニックによって多少の違いがありますが、
1.カウンセリング
2.麻酔
3.手術
4.テーピング
5.後日に抜糸
となります。
麻酔の種類もクリニックによって違うので、どんな麻酔を使うのかカウンセリング時に確認しておきましょう。
施術にかかる時間は15~30分くらいなので入院の必要はありません。ただし抜糸や検診が必要な場合もあるので、2~3回は通院しなければならないと覚えておいて下さいね。
施術当日の洗顔やメイクはNGですが、翌日からできる場合が多くなっています。完全に形が定着するまでは1~3ヶ月かかりますが、日帰りでできる手軽な手術です。
鼻尖形成はどれくらいの費用がかかる?
鼻尖形成の手術はクリニックによって費用に差がありますが、30~40万円が相場です。現金一括で支払うのが難しい人もいるでしょうが、クレジットカードの利用や分割払いに対応しているクリニックもあります。
カウンセリング時に支払い方法の相談ができるので、契約の前にきちんと確認をしておきましょう。
鼻尖形成をする時の注意点は?
鼻尖形成をする時の注意点としては、
・内出血や腫れが出る場合がある
・術後は軽い痛みが出る場合がある
・しばらくギプスをする必要がある
・ギプスが取れるまでは鼻を触らない
などがあります。
内出血や腫れは1週間程度で治る場合が多いですが、気になる人はマスクを着用しておくと人目を気にせず日常生活が送れます。形が定着するまでは鼻を触らないように注意して下さいね。
まとめ
鼻尖形成はたった1日の手術で団子鼻が治るものです。費用はかかりますが、すぐに団子鼻を治したい人にはおすすめの施術。
鼻尖形成で鼻先をすっきりさせて、団子鼻の悩みから解放されていきましょう。
この記事の監修医師
医療法人社団東美会 理事長 兼 東京美容外科 統括院長
麻生 泰 医師
・慶應義塾大学医学部 非常勤講師
・日本形成外科学会
・日本美容外科学会
・日本マイクロサージャリー学会
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