豊胸手術の失敗リスクと施術別のデメリットを解説

豊胸手術の失敗リスクと施術別のデメリットを解説

ヒアルロン酸注射による豊胸のデメリット

ヒアルロン酸とは、たんぱく質の一種で水分を保持する役割を担います。元から体にある成分ですが、バストに直接注入することでバストアップさせることができます。

メスを使わず、早ければ施術日の翌日から社会復帰できるほどダウンタイムが短く、バストの見た目の仕上がりもごく自然でばれにくいというメリットがあります。しかし、下記のようなデメリットも存在します。

持続時間が短い

ヒアルロン酸は注入されたあとは、体内で水分を溜め込みバストを膨らましますが、基本的には栄養素なので徐々に吸収されていってしまいます。そのため持続期間は1ヵ月~1年と非常に短いです。

感触が固い

シワの除去などに使用されるヒアルロン酸と違い、豊胸用のヒアルロン酸は持続時間を長くするため粒子が大きくその分、感触が固くなりがちです。見た目は自然ですが感触はやや不自然なものになるでしょう。

そこまで大きくできない

ヒアルロン酸そのものでバストを大きくするわけではなく、ヒアルロン酸の働きによってバストがサイズアップする仕組みです。そのため、やや間接的なぶんサイズアップは1カップ程度となります。

シリコンバッグ豊胸のデメリット

シリコンバッグ豊胸は豊胸治療の中で最もメジャーな方法で、確実に2カップ以上のサイズアップが可能、持続期間も半永久的とメリットが大きいです。しかし、クリニックによってはデメリットもあるのも事実です。

術後の痛み

個人差はありますが、筋肉痛のような痛みが数日続く可能性がございます。大抵の方が1週間ほどで落ち着きますが、シリコンバッグが完全に馴染むまでは3ヵ月~半年はかかります。

仕上がりが不自然

シリコンバッグを入れる位置や体に合わないサイズを入れることで不自然になる可能性があります。また、やせ形の方は特にシリコンバッグの形が目立つこともあるため脂肪注入と合わせたハイブリッド豊胸をおすすめすることが多いです。

シリコンバッグに寿命がある

最近のシリコンバッグは技術的に進化しているため、10年以上過ぎてもトラブルになるリスクは少ないです。とはいえ、一度入れたシリコンバッグによりバストが固くなったり、形が不自然になる可能性があります。

脂肪注入による豊胸のデメリット

自分の脂肪を抽出して、それをバストに注入する施術です。バストは本来脂肪の塊なので、術後の仕上がりは形・動き・柔らかさどれをとっても豊胸手術としては最も自然な形となります。

施術リスクやダウンタイム、サイズアップ度はヒアルロン酸注射とシリコンバックの中間くらいのものです。比較的デメリットは少ないですが、無いわけではありません。

仕上がりと持続時間が予測できない

脂肪注入は注入した脂肪の定着率に術後の経過が左右されます。そのため、どれくらいサイズアップするのかと持続時間が予測できないのがデメリットです。上手く定着すれば2カップ程度のサイズアップが可能で、半永久的に持続します。

痩型の人には施術できない

前述のとおり、自分の脂肪を使うので元々脂肪が少ない方では十分な量が抽出できず、施術そのものができないケースもあります。

豊胸手術失敗のリスク

豊胸手術は、手術であるため失敗のリスクは常にあります。日進月歩で進化している医療技術であっても、失敗のリスクを無にできるわけではありません。

そのため、豊胸手術を受ける前に「どのような失敗があるのか」について知っておくべきでしょう。

しこり

ヒアルロン酸注射や脂肪注入などでおこりうる失敗です。胸に固いものがあるように感じた場合は、吸収されずに残ってしまったヒアルロン酸か壊死してしまった脂肪である可能性が高いです。

見た目には大きな変化は無いですが、放っておいて良いものでもありません。その理由が後述する「石灰化と瘢痕化」によるものです。

石灰化と瘢痕化

石灰化は読んで字のごとく、しこりとなった箇所が石や鉱物のように硬質化してしまうことで、そうなれば痛みも増して日常生活に支障をきたすレベルになる可能性もあります。

しこりの瘢痕化は、今度はバストの内外の組織に炎症が起きた状態で、こちらも深刻です。どちらにしても、そうなれば切開して取り出すしかなくなってしまいます。

破損や変形

シリコンバック破損や変形による被害も深刻です。形が大きく歪んでしまったり、テニスボールのような形になってしまったり、突起やへこみなどあまりに不自然な形のバストとなってしまいます。

さらに、それだけでなくシリコンバックの内容物が露出してしまえば、内部組織が炎症を起こしてしまう危険性もあります。

まとめ

豊胸手術は、バストを大きくすることで自身がついたり恋愛を楽しめるようになったりと、人生を好転させる可能性があるものです。

しかし、その裏には失敗のリスクがあること、施術によってメリット・デメリットがあることを忘れずに、しっかりと検討した上で行うべきでしょう。

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この記事の監修医師

医療法人社団東美会 理事長 兼 東京美容外科 統括院長
麻生 泰 医師

・慶應義塾大学医学部 非常勤講師
・日本形成外科学会
・日本美容外科学会
・日本マイクロサージャリー学会

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医療法人社団東美会 理事長 兼 東京美容外科 統括院長 麻生 泰 医師

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