ダイエットしながらバストアップできる?
- 公開日:2018年07月24日(火)
- 最終更新日:2024年09月26日(木)
バストアップとダイエットは並行可能か?
バストアップは脂肪を蓄えることで、ダイエットは脂肪を燃焼させることなので、一見するとバストアップとダイエットを同時に行うのは不可能のように思えます。
しかし、可能か不可能かでいうなら可能です。もちろん、どちらかに的を絞った方が効率的ではありますが、どうしても両方同時におこなって効果を出したいのであれば方法はあります。
バストアップとダイエットを兼ねた運動
ダイエットには運動が必須です。しかし、普通の運動ではバストの脂肪まで燃焼されてしまいます。それらを同時に進行するのに最も適した運動が「筋トレ」です。
筋肉がついて太くなるのを嫌がって筋トレを敬遠する女性もいますが、筋トレは基礎代謝を高める効果がありますので、ダイエットに最適です。そもそも太くなるほどの筋肉は、女性の場合、よほど激しいトレーニングをしなければつきません。
そして、バストアップにも筋トレはとても効果的です。どのようなトレーニングをすればバストアップとダイエットを同時にできるのか解説いたします。
大胸筋と背筋を鍛える
バストそのものは脂肪の塊ですが、その下にある大胸筋は筋肉組織です。そのため、大胸筋が発達して膨らめば自然とバストも持ち上がります。
背筋は直接バストに関係ありませんが、姿勢の矯正になるので猫背の改善になります。背筋が伸びれば、自然と胸が張り見た目のサイズ感がアップすることでしょう。
これらと併用して、腹筋や二の腕など気になる部分を鍛えて引き締めれば、ダイエット効果も期待できます。
有酸素運動の注意点
有酸素運動はランニングやウォーキングなどの脂肪燃焼効果の高い運動のことで、筋トレ後に有酸素運動をすればさらにダイエット効果が期待できます。
バストアップのみが目的なら、必ずしも筋トレ後の有酸素運動が必須というわけではありませんが、ダイエットを兼ねるならやはり取り入れるべきでしょう。
その際の注意点として、有酸素運動は「胸を揺らさない」ようにしましょう。胸が揺れるとバストの脂肪燃焼率が高まるだけでなく、バストを支えるクーパー靱帯が伸びてしまって下垂の原因になります。
有酸素運動はランニングよりは、ウォーキングや自転車など上下の揺れが少ないものを選択して、スポーツブラなどでしっかりバストを支えるとより効果的です。
バストアップとダイエット両方に適した食事
ダイエットのために極力食事を少なくする方も多いですが、バストアップには十分な栄養が不可欠なので、並行するなら食べることも重要です。
そのため、バストアップとダイエット両方に効果的な食事を摂る必要があります。そのための食材が以下のものです。
大豆・大豆製品
バストアップとダイエット両方に効かせるのなら、「高タンパク」な食事を摂るべきでしょう。つまりはタンパク質をなるべくたくさん摂取するようにするということです。
タンパク質は筋肉の発達には不可欠なので、筋トレで鍛えた大胸筋やお腹まわりの発達を促せばダイエットとバストアップ両方の効果が期待できます。
しかし、タンパク質は肉類に多く含まれるのでたくさん食べすぎると、今度はカロリーが心配です。その場合、「畑のお肉」と称されるほど高タンパクでなおかつ低カロリーな大豆と豆腐や納豆などの大豆由来の製品が適しています。
さらに大豆はイソフラボンという女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをする成分を含んでいます。エストロゲンはバストアップに欠かせないホルモンで、代謝を促すのでダイエットにも効果的です。
イソフラボンと高タンパクという二重のメリットがあるため、大豆はダイエットとバストアップの同時進行に最適と言えるでしょう。
アボカド、ココナッツオイル、オリーブオイル
ダイエットにおいて脂肪の摂りすぎは厳禁ですが、バストは脂肪の塊でバストアップには脂肪の摂取が必須となります。
その矛盾を解決できる食材がアボカド、ココナッツオイル、オリーブオイルです。どれも脂肪を多く含んでいるものですが、これらは代謝を促す作用があるダイエットに効果的な「良質な油」とされ、脂肪を摂取するならこれらをメインに口にするのが良いです。
バストアップサプリメント
先ほど少し触れましたが、バストアップには女性ホルモンであるエストロゲンの働きが必要不可欠です。
バストアップサプリメントはその多くが、エストロゲンの働きを活性化させる成分を含んでいます。つまりは運動や食事で減らしたいところは減らし、サプリメントでバストに脂肪を集めるためにエストロゲンの発達を促せば、バストアップとダイエットの平行も可能になるということです。
まとめ
バストアップとダイエットは行為そのもので言えば真逆のものです。しかし、工夫次第で同時に進行することは可能です。
効率という点では良いものではありませんが、ダイエットによる栄養失調やバストアップのための脂肪分の摂りすぎなどの副作用は同時進行によって補いあうことができるので、健康的に美しくなる手法としてとても優れています。
この記事の監修医師
医療法人社団東美会 理事長 兼 東京美容外科 統括院長
麻生 泰 医師
・慶應義塾大学医学部 非常勤講師
・日本形成外科学会
・日本美容外科学会
・日本マイクロサージャリー学会
プロフィール詳細はこちら