バストケアのために必要なタンパク質をとるのには鶏肉がおすすめ
- 公開日:2018年06月11日(月)
- 最終更新日:2024年09月26日(木)
鶏肉のバストケア効果とは?
「鶏のから揚げはバストアップ効果がある」という話を耳にすることがありますが、実際にサイズアップを含むバストケアに効果的です。ただし、から揚げである必要はなく「鶏肉」そのものが効果的ということです。
鶏肉のバストケア効果が高いとされる理由は以下のようなものです。
・高たんぱく質
・アミノ酸が豊富
・コラーゲンが豊富
以降で上記について一つ一つ解説していきます。
バストケアに必要なタンパク質について
肉類に多く含まれるタンパク質は三大栄養素(炭水化物・脂質・タンパク質)の一つで、その中でも比較的日本人が不足しやすいものです。
まずその働きについてわかりやすく解説して、その働きがどのようにバストケアにつながるのかをご紹介します。
筋肉の発達
タンパク質は筋肉の発達には欠かせない栄養素です。バストそのものは脂肪でできていますが、その下にあるのは大胸筋という筋肉です。
大胸筋は発達すると丸く膨らみますので、大胸筋が発達すればその上にあるバストも自然と持ち上がります。そうなれば見た目のサイズ感がアップして、上向きの美しい形のバストに仕上がります。
女性ホルモンの素
女性ホルモンはバストケア含む美容全般に関わる重要なホルモンで、子宮内で生成され月経期に多く分泌されます。その女性ホルモンはタンパク質が素となります。
つまりはタンパク質を多く摂ればその分、女性ホルモンの分泌も活性化することとなります。バストケアや筋肉の発達だけでなく、肌質改善の効果も大きいです。
アミノ酸にはバストアップ効果がある
バストアップ効果のあるホルモンで、女性ホルモンの他に「成長ホルモン」があります。これは成長期に最も分泌されるホルモンですが、量は減っても大人になってからも生涯にわたって分泌されます。
成長ホルモンはアミノ酸により活性化して分泌量が増えます。そして、鶏肉に含まれるアミノ酸が以下のものです。
・スレオニン
・リジン
・ヒスチジン
・イソロイシン
・アルギニン
・グルタミン
・アスパラギン
牛肉や豚肉にもアミノ酸は含まれているものですが、これほど多様なアミノ酸を持っているわけではありません。
コラーゲンはバストの下垂防止に
コラーゲンは肌に良い栄養素として有名です。バストケアにおいても肌質の改善・保持は重要なのでぜひ摂取しておきたい栄養素です。
さらにコラーゲンはバストの下垂防止の効果も期待できます。バストは脂肪や乳腺といった組織を、束上の組織で大胸筋と繋いでいます。
そのワイヤーのような役割を担う束上の組織をクーパー靱帯といい、コラーゲンでできています。このクーパー靱帯は、伸びたり切れたりしやすく、そうなると支えが弱くなったバストが下垂します。
コラーゲンの摂取はクーパー靱帯の強化につながりますので、バストケアには欠かせない栄養素と言えるでしょう。
バストケア向けの鶏肉の部位とは?
鶏肉は高たんぱく・低カロリーな食材ですが、他の肉類と同じく部位によって栄養バランスは異なります。部位別の栄養バランス一覧が以下のものです
100gあたり カロリー タンパク質 脂質 炭水化物
もも肉 204 16.6 14.2 0
むね肉 145 21.3 5.9 0.1
ささみ 127 19 5 0
上記の表で比較すると、高タンパクなのがむね肉、低カロリーがささみといったところです。バストアップを優先させるならむね肉で、ダイエットも兼ねるならささみが効果的と言えるでしょう。
また、むねやもも肉には皮がついていますが、皮なしで食べれば脂質やカロリーを抑えられるぶんコラーゲンが減りますので、皮つき・なしは用途によって決めるのが適切でしょう。
鶏むね・ささみを柔らかくする方法
バストケアにしてもダイエットにしても、鶏肉はむねとささみが効果的です。しかし、調理するとどうしても固くなったりパサついたりしてしまいやすい部位です。
むね・ささみは調理前の下ごしらえで劇的に変わります。お手軽なのは、小麦粉や片栗粉を調理前のむね・ささみにまぶすという方法です。
時間があるようなら、ヨーグルトか塩麹に一晩漬けておくととても柔らかくジューシーに仕上がるので、美味しく食べられます。
鶏肉バストケアは運動とセットで
鶏肉を多く食べるだけでも、肌質改善やバストの下垂防止などの効果はある程度期待できます。しかし、筋肉の発達という点では食べているだけでは不十分です。
特に前述した大胸筋に関しては、日常ではあまり使わない筋肉なので発達には、タンパク質+筋肉トレーニングが必須です。
鶏肉によるバストケアは細胞の新陳代謝を促すことで、効果は倍増します。そのため、日常的に運動を取り入れることをお勧めします。
まとめ
前述のとおり、鶏肉は高タンパク・低カロリー食品なのでバストケアの味方です。特に効果のあるむね・ささみは価格も非常に他の部位と比べて価格がリーズナブルというお財布にも優しい食品です。
鶏肉中心の食生活と適度な運動はバストケアだけでなく、体力向上やストレス解消、肌質改善など様々な効果が期待できる万能の健康・美容法と言えるでしょう。
この記事の監修医師
医療法人社団東美会 理事長 兼 東京美容外科 統括院長
麻生 泰 医師
・慶應義塾大学医学部 非常勤講師
・日本形成外科学会
・日本美容外科学会
・日本マイクロサージャリー学会
プロフィール詳細はこちら