豊胸手術を受けるとガン検診が受けられない?

豊胸手術を受けるとガン検診が受けられない?

豊胸手術をしたら乳ガンの検診を受けることができないって聞いたけど、本当?
すでに豊胸手術を受けてことがある人、今後豊胸手術を受けようか検討している人にとっては、どうしても知っておきたい疑問です。
そんな不安を抱える女性のためにまずこの疑問の回答をすると、「豊胸手術を受けていても乳ガン検診は受けられる」です。
ではなぜ、豊胸手術を受けるとガン検診が受けられないというウワサを耳にするようになったのか?
豊胸手術と乳ガン検診について解説していきます。
死亡率も高い乳ガンについての理解が低い女性は、そのままの知識では危険です。
女性の大切な体を守るためにも、特に乳ガン検診については詳しく理解しておきましょう。

豊胸手術を受けていても乳ガン検診は受けられる

女性にとって非常にデリケートな問題である乳ガン。
冒頭でも回答したように、豊胸手術を受けていても乳ガン検診は受けられます。
ただし、一言で受けられる、というほど簡単な問題ではありません。
火のないところに煙は立たないように、豊胸手術を受けると乳ガン検診が受けられないというウワサが出てしまったことには、いくつかの理由が存在します。
なぜ、豊胸手術を受けると乳ガン検診が受けられないというウワサが出てしまったのか。
検診方法など乳ガン検診について詳しく解説しながら、その理由を解説していきます。

乳ガン検診で行うマンモグラフィ

乳ガン検診にはいくつかの種類がありますが、豊胸手術を受けるとガン検診が受けられない、という疑問のもととなった検診方法がマンモグラフィという検診方法。
マンモグラフィは、触診や超音波検査によって簡単に見つけることができなかった早期の乳ガンを発見するために行う検査です。
検診方法は、乳房を検査台の上にのせて乳房を2枚の板で挟み込み、上下から押しつぶすように行います。

医師によっては受けられない場合も

豊胸手術にもシリコンバックを入れる豊胸方法や、脂肪注入する豊胸方法など、いくつかの種類があります。
乳房にシリコンバッグを入れている豊胸手術の場合、マンモグラフィの乳房を上下から押しつぶす検診方法が問題に。
マンモグラフィを行う際の圧力で、シリコンバックを破損させてしまう恐れがあるのです。
また、脂肪注入による豊胸は、脂肪が邪魔をして乳ガンの症状を見えにくくしてしまう、という恐れもあります。

マンモグラフィでの検診の際に発生するこのような恐れや可能性が、豊胸手術を受けるとガン検診が受けられないというウワサを広めた理由といえます。
実際に、自治体での検診では、豊胸手術を受けている女性は、基本的にはガン検診を受けることができません。
また、専門的な技量や知識が問われるため、病院の医師によっては検査を断られてしまうです。
例え知識のある医師でも、万が一シリコンバッグが破損してしまうリスクを考えて、検診を断る場合もあります。

専門の技師がいる医療機関であれば受けられる

自治体や医師によっては豊胸手術を受けるとガン検診が受けられない場合もあることを解説しましたが、安心してください。
あくまで受けられない場合があるだけで、専門の技師がいる医療機関であれば、マンモグラフィでの検診を行ってもらうことができます。
シリコンバッグや脂肪注入による豊胸手術を受けていても、体に害なく乳ガンを早期発見することができるのです。

むしろ、専門の技師がいる医療機関での検診は、豊胸手術を受けている人にとってメリットもあります。
マンモグラフィの検診で、シリコンの破損がないかなど、豊胸手術の状態もチェックができるからです。
様々なウワサを耳にしてしまう乳ガン検診ですが、ここで解説した通り豊胸手術を受けていても乳ガン検診は受けられます。

豊胸手術を受けている女性は、検診前に必ず事前申告を

豊胸手術を受けている女性が乳ガン検診を受ける際は、必ず医師に事前申告を行いましょう。
医師や技師によって可否が分かれるため、申告をせずに検診を行なってしまうと医療ミスにつながる恐れもあります。
技量や知識が問われるので、本当にその医師や技師が豊胸手術を受けている場合の乳ガン検診が可能なのかを、事前にしっかり問いましょう。

乳ガンは早期発見で生存率95%

乳ガンを発症する女性は年々増えてしまっていて、現在では11人に1人が乳ガンを発症しています。
乳ガンは乳房の中にある乳腺という組織にできてしまう悪性腫瘍で、放置していると乳腺から血管などを通り全身の様々な臓器や組織に転移してしまう恐ろしいガンです。
しかし、乳ガンは早期発見することができれば、生存率は95%という結果が出ています。
乳ガンを完治させるためには、早期発見が何より肝心なのです。
そして、早期発見のためには、月に1度など定期的に乳ガン検診を受けることがもっとも万全な乳ガン対策になります。
できる限り、定期的に乳ガン検診を受けるようにしましょう。

セルフチェックする習慣も大事

定期的に乳ガン検診を受けることが大事なのはわかるけど、そんなに頻繁に通うことはできない。
という女性は、毎月1回乳ガンが発症していないか自分自身で触診するセルフチェックを行いましょう。
セルフチェックを行うタイミングは、バストが柔らかくなる生理が始まってから1週間後頃が目安です。

腕を高く上げて、乳房にくぼみやひきつれ、しこりがないか、乳頭から血液が出たりしていないかをチェックします。
さらに腕を腰に当てて同じように乳房をチェックします。
次に、人差し指から小指までの4本の指の腹で、乳房を「の」の字を描くように押しながらくまなく触ります。
この時、石状の固いものが触れたり、しこりやコブ状のものがないかをチェックしましょう。

セルフチェック中に少しでも気になる点があれば、必ず病院で検診を受けましょう。

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この記事の監修医師

医療法人社団東美会 理事長 兼 東京美容外科 統括院長
麻生 泰 医師

・慶應義塾大学医学部 非常勤講師
・日本形成外科学会
・日本美容外科学会
・日本マイクロサージャリー学会

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医療法人社団東美会 理事長 兼 東京美容外科 統括院長 麻生 泰 医師

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