多汗症に悩む人がするべきこと

多汗症の人が悩むこと

「汗かき」では済まないほどの汗が出て、それほど暑い日ではなくても、特に緊張しているわけではなくても、日常生活に支障をきたしてしまうほど大量の汗をかいてしまうのが「多汗症」です。

多汗症の人が抱える主な悩みには、下記のようなものがあります。
・他人が気持ち悪がるので、手をつなげない
・お化粧がすぐに落ちてしまう
・紙やパソコン、また店頭の商品など、触ったものが濡れてしまう
・裸足で歩くと跡が残る
さらに、「汗が止まらないのではないか」「周りに迷惑ではないか」など常に気にしてしまい、精神的にも辛くなってしまいます。

自分でできる多汗症対策

多汗症は、遺伝や体質といった先天的な要因によっても起こりますが、多汗症が重症化してしまう原因の多くは、心因的な緊張です。「汗をかいたら、周りを不快にさせてしまうかも...」「汗をかいてしまわないか心配」などの恐れが緊張の悪循環を生み、発汗を促してしまいます。
心因的な多汗症を改善するコツは、「汗をかいてもいい」と、心をらくに持つことです。仕事や人間関係のストレスを適度に発散することも大切です。

多汗症対策としてすぐにできることとしては、日頃からストレスをなるべく感じないような環境下で生活するということ、もう一つは緊張し過ぎないということです。
また、手には発汗を抑えるツボもありますから、それを刺激することで汗を抑えることも可能です。親指と人差し指の間の骨近くにツボがありますから、そこを刺激してみましょう。また、首の後ろや手首など大きな血管が通っている部分を冷やすことによって発汗を抑えることができますから試してみてください。濡れタオルや冷たい飲み物の入ったペットボトルなどでもできます。

クリニックでの多汗症対策

どうしても多汗症が気になる、改善したいという方はクリニックでの治療も視野に入れてみると良いでしょう。クリニックではボトックス注射、イオントフォレーシス、超音波、星状神経節ブロック、交感神経切除術などの施術を行っています。

中でもボツリヌストキシンの注射が人気です。ボツリヌストキシンは発汗を促す神経伝達物質の放出を抑え、多汗症の症状を改善することができます。メスを使う必要がなく、外用薬よりも効果をしっかり感じることが人気の理由のようです。

多汗症は精神的なストレスからくることが多いと言われていますから、できるだけ日頃からストレスフリーな生活を送ることを心がけてみると良いでしょう。ビジネスの場でも、失敗しても命を取られるわけではないと開き直ると緊張もほぐれますよ。

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この記事の監修医師

医療法人社団東美会 理事長 兼 東京美容外科 統括院長
麻生 泰 医師

・慶應義塾大学医学部 非常勤講師
・日本形成外科学会
・日本美容外科学会
・日本マイクロサージャリー学会

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医療法人社団東美会 理事長 兼 東京美容外科 統括院長 麻生 泰 医師

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