ほうれい線ができる原因と改善方法
- 公開日:2015年04月18日(土)
- 最終更新日:2024年09月26日(木)
ほうれい線ってなに?
ほうれい線とは、鼻の両端から唇の両端にできる2本の線のことです。目じりなどにできるしわとは違い、頬の境目なのでしわではありません。
生まれたときから存在していますが、若いころには肌にはりがあるため、目立ちません。しかし、30代を過ぎたあたりから徐々に目立ちはじめるのです。
ほうれい線が目立つようになる原因は?
ほうれい線が目立つようになる原因は、主に下記の2つです。
1. 「表情筋の衰え」
年齢と共に私たちの筋力は衰えていきます。筋力の衰えによって頬についている脂肪を支えきれなくなり、脂肪や皮膚がたるんでしまうのです。
そのため、ほうれい線のある部分に深い溝ができ、しわとして目立ってしまいます。
2.「新陳代謝の衰え」
紫外線や加齢によってお肌の新陳代謝が衰えると、ヒアルロン酸やコラーゲンの不足が起こります。
さらにお肌のターンオーバーも遅れてしまうため、ハリや潤いがなくなり、乾燥した柔軟性のない肌になります。その結果皮膚がたるみ、ほうれい線がくっきりと目立つようになります。
このほかにも「ビタミンCの不足」や「紫外線」、「不規則な食生活」、「喫煙」や「ストレス」などもほうれい線を深くする原因です。
ほうれい線を目立たなくさせる方法
ほうれい線を目立たなくさせるためには、肌の乾燥やビタミンC不足などを解消し、肌の新陳代謝を衰えさせないことが大切です。
また、表情筋の衰えを防ぐためにも、普段の生活の中で表情筋を意識的に使うようにしましょう。頬の筋肉や、頬につながっている筋肉を簡単なマッサージで動かすことも、筋肉に血液が行き渡るため、皮膚のたるみ改善につながります。
セルフケアで改善できないときは
深く刻まれてしまったほうれい線は、どうしてもセルフケアだけだと改善するまでに時間がかかってしまいます。
なるべく早くほうれい線をどうにかしたい、根本的に改善したいということであれば、美容外科での施術がおすすめと言えます。
では具体的にどのような施術があるのでしょうか?ほうれい線を目立たなくさせる施術方法を3種類ご紹介します。
【ヒアルロン酸注入】
ヒアルロン酸を直接お肌に注入することで、ほうれい線を解消する方法です。注入したヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されるため、ほうれい線解消の効果が持続するのは5ヶ月~10ヶ月程度です。
【糸によるリフトアップ】
糸によってたるんだ頬を吊り上げる施術方法です。溶ける糸と溶けない糸があり、効果は3年から半永久です。
【リフトアップ】
切開して頬部分に溜まった脂肪を切除する方法です。切開部分は髪の毛で隠せる部分であるため、術後の跡も目立ちません。
ほうれい線を改善する方法はこの他にもさまざまなものがあります。どのような方法がベストなのかはその人の状態などによっても変わってきますので、担当医師としっかりカウンセリングする必要があります。
ほうれい線がなくなれば、若々しさを取り戻せるので、検討する価値のある施術と言えるでしょう。
この記事の監修医師
医療法人社団東美会 理事長 兼 東京美容外科 統括院長
麻生 泰 医師
・慶應義塾大学医学部 非常勤講師
・日本形成外科学会
・日本美容外科学会
・日本マイクロサージャリー学会
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